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人間ドックの乳癌検診を受けましょう

16人にひとり、これは乳癌の告知を受ける女性の1年間の数です。日本では、毎年5万人以上の人が乳癌の告知を受けています。ところが、日本人のマンモグラフィー検診率は2009年で20%ほどです。アメリカやイギリスでは60%を超えているのに、あまりにも低い乳癌検診の受診率です。

人間ドックではマンモグラフィーはオプションになっている検査機関も多く、わざわざ追加料金を払ってまで検査しなくてもいいのではと考えがちですが、1~2年に1回は乳癌検診も受けるのがベターです。16人に一人と言う数字は、決してひとごとでは、ありません。女子高のクラス1つに、2人の乳癌患者がいる計算になります。乳癌になるひとが最も多い年代は、40歳代後半から50歳代前半です。

しかし、若い人でも乳癌の発症リスクが高い人もいます。初潮年齢が早い、閉経が遅い、出産や授乳の経験がない、初産年齢が高い、閉経後に体重がかなり増えた、母親や姉妹、おばさん、祖母に乳癌になった人がいる、アルコールや動物性脂肪の多い食事が好き、このような人は若くても人間ドックで乳癌検診を受けることをお勧めします。通常の人間ドックでは、マンモグラフィーによる検査です。乳房を板の上に載せて、上から押さえて乳房を平らに伸ばします。

おっぱいが押しつぶされるのではないかと、思う人もいますが一定以上の圧力はかからない設定になっていますので、その点は安心してください。検査後はおっぱいがせんべい状に形崩れすることもありますが、一時的なものです。自分の年齢やリスクを考えて、1年に1回か2年に1回は、乳癌検診を受けましょう。

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